「私の性歴U」

男として生まれてきた私が、男として特別必要でない化粧をしたのは18歳の頃でした。

高校を卒業して上京し、予備校に通いながら新宿2丁目のホモバーでアルバイトをしている頃です。

ホモバーでは、事あるごとに、意味もなく女装するのが定例行事になっているみたいです。

例えば、開店記念パーティーや、ハロウィン、クリスマスなど、普段男の格好をして生活

しているホモにとって女装することは、一大イベントになるわけです。

今では、それがエスカレートし、ドラッグクイーンなるホモ独特の感性から、究極の女装

みたいな存在が生まれました。

初めて女装した日、違うもう一人の自分に会えたようなとても不思議な感覚がありました。

履き慣れないハイヒールのせいもあり、地面に足がついてないような状態だったのです。

なんとなく静かな興奮状態が、化粧を落とし、イヤリングをはずすまでずーっと続いていたようです。

18歳という若さと、顔立ちの女ぽいところから、男の格好のままホモとして営業している

時よりウケがよく、私達がノンケと呼んでいる、いわゆるノーマルなお客様やニューハーフのお姉様から、本格的にやるべきと言われたのです。

今考えてみると、その時から私の錯覚人生が始まったようです。

その頃まで、ホモ同士のSEXしか体験したことがない私が、2回目の女装をしたクリスマスパーティーの時、初めてノンケの男性とSEXを体験したのです。

私のアルバイトをしていたホモバーは、ノンケのお客様とホモの方々と半々で、その日、来店していた常連のアパレル関係の仕事をしている男(ヒト)でした。

普段、男の格好をしている時は、あまり話してくれなかったのに、ロングのカツラをかぶり、化粧をし、その当時流行していたボディコンを着ているだけで、ものすごく興味をしめされたのです。彼はおしゃれなお兄さんといったタイプで、以前から私の方は気になっていたのですが、相手はノンケだからどうしょうもない事だとあきらめていた私にとって、

チャンス到来といった具合でした。

彼は私が誘うままお店が終わるまで待っていてくれたのです。彼も女装者とSEXするのは、初めてで、なかなか事が先にすすまなかったのですが、終わってしまえば、それほどの感動は取り立ててありませんでした。 、ノンケの男性を落としたという優越感みたいなものだけは残りました。だってホモのSEXもノンケの男(ヒト)とやるのも、やる事は一緒で、 、女の仮面を付けてやるか、男として男とやるかの違いだけしかないのです。

結局私は、21歳から本格的に女装をし、ニューハーフを目指し、ホモバーからゲイバーに働くようになったのです。ホモの男(ヒト)は、男が好きなわけだから、女性とか女の格好をしている男なんて全然相手にしてもらえないのです。

だから、自ずとホモの世界、ホモのSEXに別れを告げなければいけませんでした。

それからの商売やSEXの対象相手は、女の好きなノンケに変わったのです。だからこそより女性らしく魅力的な自分になるために、自分を日々が始まったのです。

ゲイバーで働くようになって、知ったのですがホモでもノンケでもなく、オカマ、ニューハーフが好きという特殊な人種が存在するのです。私達の業界用語では、変態的ホモを略して、「ヘホ」とか単純に「かま好き」と呼んでいるのです。

そのヘホさんのほとんどの人が、顔が女で、オッパイがあり、オチンチンも付いてるニューハーフが好きみたいです。

私もその「ヘホ」と知らずにとか、知ってても私のタイプがゆえにSEXを体験したのですが、それはそれは、とても変態チックで、私のオチンチンをしゃぶりながら「准ちゃんのクリトリスおいしいよ」とか」平気な顔して言ちゃうんです。冷静に考えて、どうみてもそれはオチンチンなわけで、ヘホにとっては、クリトリス肥大症とでも思っているのでしょうか?ニューハーフになってからの性暦は、今現在の性暦なわけで、このような話をこれ以上書く事はあまりにも生々しく、イメージとかキャラクターなど意識していない私でさえ、恥ずかしく思え、活字にする勇気が湧いてこないので、ここら辺で終わらさせて頂きます。


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